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表現力豊かに演奏するにはどうしたらいいの?

更新日:2022年6月10日

音楽を聴いた時に感動したり、素晴らしいと感じるのは何故でしょうか?音楽に向き合う人であればプロアマ問わず、美しい演奏が出来たら良いなと夢見てしまいますよね。今日はそんな素敵な演奏に繋がる大切な要素である音楽表現について書いてみたいと思います。

 

表現力って何?

人は音楽を聴いた時、直感で快・不快を無意識に感じていますよね。そして少し音楽に意識を向けると「いい曲だなぁ」「かっこいいなぁ」と頭で考えて感じていると思います。


更に深く音楽を聴いて感想を書くとしたら、「この旋律が穏やかな夜の海の様子を表しているみたいで心を打たれる」とか「このピアニストは深い情熱を持って弾いているから感情が揺さぶられる」とか。詳しい言葉にするほど、音楽がどんなものかイメージしやすくなると感じませんか?


このように言葉にすることは、音楽のイメージを伝える最も分かりやすく簡単な手段です。そして言葉にも表現力があるのと同じで、音楽にも表現力があります。感覚に訴える力が大きい演奏を表現力豊かな演奏と言います。演奏者にとって音楽自体で様々なイメージを伝えることが音楽表現に繋がります。



音楽でイメージを表現できる?

まず、イメージについて考えてみましょう。音楽を演奏をする時にどんなことをイメージして弾こうと考えますか?


「このメロディはドレスを着た貴婦人が気取って歌っている」

「この和音はトランペットのファンファーレのような音で」

「静かな夜に遠くから聴こえる微かな鐘の音」


1つ1つの音、メロディ、ある場面、曲全体などに色んなイメージを持って演奏ができると思います。何かを表現することが演奏者の個性となり、より深みのある音楽となっていきます。クラシック作品なら時代の様式や作曲家の「弾き方」の定石もありますが、それを踏まえつつ最終的には1人1人がこんな風に伝えたい、こんな気持ちで弾きたいと考えて弾きます。それが無い演奏というのは深みが無かったり、無個性の演奏になってしまったりもします。


ではイメージを音楽で表現してみよう。と思った時に大きな問題があります。演奏者の音楽に対するイメージがどれだけ深くても、音楽は言葉のように具体的な意味を示してくれません。


人間の感覚は不思議なもので、「明るい音」「暗い音」を区別ができます。だけど「明るい音」に正確な定義はありませんよね。こうやって弾いたら明るい音になります。という大体のイメージはあっても、演奏家が全員同じ方法で同じ音を出していることはありません。


これが音楽のレッスンだとしたら大変です。先生と生徒で音に対して持っているイメージが違う可能性だってあります。生きてきた環境の違う人同士が同じ感性を持っているということは無いので、この「曖昧だけど大体共通している。」というのが面白い部分でもあります。


感性も解釈も、全く同じである必要は無いし、正しいor正しくないということもないはずです。極端に言うのなら、全然この時代のスタイルに合ってない演奏だけど良いなと思えば、それはその人にとって良い音楽なので否定できません。芸術は過去の破壊によって進化してきた側面もありますから。



イメージと音楽を繋ぐ


自分のイメージを表現するにはどうしたらいいの?ということに正確な答えは無いです。だけど、音楽で伝えたいことを持って演奏することには大きな意味があります。なんだか曖昧な話になってしまいました。だから芸術(アート)は敬遠されがちなのかもしれませんが、ここからはもっと簡単に考えてみましょう。


自分のイメージを表現する練習

まず、今弾いている作品について考えてみましょう。メロディから何を思い浮かべますか?風景や人、気持ち、色、時間帯など、なんでも良いと思います。自分が何を感じるか、作曲家は何を意図したのか、両方の立場から考えてみるのも良いと思います。そして、どんな音色、強弱、テンポ、歌い方を選ぶか、それはどのようなテクニックで演奏したら表現できるか。そして、全体を聴いた時に美しいかどうか。色んな視点で考えていきます。


いきなり全てを考えるのは大変なので、私がおすすめする練習はこちらです。


・言葉にして考え、書いたり人に話したりする

・自分の演奏を録音する

・美しい音楽や他の芸術に触れる

・あらゆる経験を増やす


まず、ピアノで何かを表現したいときに「言葉」のバリエーションを豊富にしてみることをおすすめします!とにかく考えるためには言葉が必要なので、日本語や他の言語の語彙を増やしてみましょう。たとえば小説家のように気持ちを書いてみてください。

「楽しい」=「心地が良い」「ハッピー!」「笑いが止まらない」「明るい世界に飛び出したような」

「悲しい」=「哀れな」「人生への失望」「恋人への想いが伝わらない」


今弾いている作品のフレーズや場面でイメージしてみたら、音楽に対する意識が変わって来そうな気がしませんか?読書をしてみる。日常のいろいろな事に対して丁寧に向き合ってみる。自分や他人の感情を考えてみる。など、普段の何気ないことがインスピレーションになると思います。そして時には言葉を絵画に変えてみたり、他の手段も考えることができますね。


そして次に、自分の演奏を客観的な視点で聴いてみます。どんな風に演奏したらこれを表現できるのだろうか。全体のバランスが取れて美しいかどうか。拍やリズムなど基本的なこと、美しく聴こえることから逸脱しすぎていないか。(レッスンを受ければ先生から技術的なことや解釈について意見やアドバイスをもらうことができ、とても大切な学びになると思います。)


音楽のバランス感覚を養うためには、日頃から自分自身の感覚を磨いていくことが必要です。「美しい」とはどういう状態なのかに向き合います。心を揺さぶられるものを見た時に、なぜ「美しい」と感じたのかを考えてみてください。音楽のジャンルだけでなく、別の芸術のジャンル、人、自然などに興味を広げてみるのも良いと思います。演奏者も聴衆も感性や語彙力、知識、色んな経験が必要ですね。



伝わらないイメージは音楽の面白さ


この場面は、この旋律は、この和音は、このアクセントは、、考えていくと何かを読み取ることが出来るはずです。もちろん、そもそもそんな詳細なイメージを持っていても聴き手にすべては伝わらないのです。だけど、聴き手側に深みのある音楽(感覚に訴える力がある音楽)として伝わります。弾き手も聴き手も自分の感覚を通して、定義のない「余白の部分」を感じることに面白さがある。正しい答えがないからこそ、考えがいがあって哲学が出来る。芸術の面白さとはそういうものではないでしょうか。


「私はそんな大そうな感覚は持っていません。」と遠慮してしまう方がいらっしゃるかもしれませんが、作品を解釈し表現することはそれぞれの個性で、個人の自由です。一般的に正しいとされている弾き方の真逆を貫く演奏者がいたら、私はアーティストとしてその姿勢を尊敬することもあります。芸術はそうやって新しい方向を探しながら時代を経て来たと思います。とにかくクリエイティブに発明をしているような気分でやってみることをおすすめします。


ぜひ深みのある音楽を見つけて深く感動したり、自分の演奏に色とりどりの表現をつけてみてくださいね♪


 

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