カルロス・モスカルディーニ、待望の来日公演が決定!
交差する文化、豊かさが生んだアルゼンチン音楽の新たな指標
《アルゼンチン夜会4 巨匠 カルロス・モスカルディーニとともに奏でる真夏のフォルクローレ @茨城、笠間》
日時:2024.8.10(土) 開場 16:30 / 開演 17:00
料金:前売 一般4,000円 学生2,500円 小学生以下無料 / 当日 各500円プラス
会場:笠間市地域交流センターともべ "Tomoa" 茨城県笠間市友部駅前1−10
アクセス:JR「友部駅」南口から徒歩1分
出演:カルロス・モスカルディーニ、小林萌里、大柴拓、清水悠、森井英朗
主催:マキビ企画 後援:アルゼンチン共和国大使館 協力:笠間市地域交流センターともべ、PaPiTa MuSiCa、Echizen Guitars
チケットお問い合わせ
Tel:0296-71-6637(笠間市地域交流センターともべ)
Mail:makibikoba@gmail.com (マキビ企画)
Biography
カルロス・モスカルディーニについて
1959年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州ロマス・デ・サモーラ出身のギタリスト・作曲家。
1991年ブエノスアイレス州のポピュラー・ミュージックのコンクールで「最良のギター・ソロイスト」賞を受賞。
1997年EPSAレーベルよりファースト・アルバム「心の命ずるままに」“El corazón manda”を発表、アルゼンチン・フォルクローレの名曲と自作を含んだこのアルバムは、巨匠フアン・ファルーを始め、多くの専門家から高い評価を受けた。
その後も「ルーツをもったブエノスアイレス」”Buenos Aires de raíz”(2005年EPSA)、「無限の地平」 “Horizonte infinito”(2009年Winter&Winterドイツ)、「場末の沈黙」 Silencio del suburbio(2012年EPSA)、「マノス」(2015年hummock label日本)などのソロ・アルバムを制作し、またアルバム「呪われしわだち」 “Maldita huella”(2008年EPSA)を共同で制作した女性歌手ルシーアナ・フリとは長く共演を続けており、またブラジルの歌手ビトル・ハミルとの共演盤「デリバブ」”Délibáb”(2010年)はブラジル国内で受賞するなど、国籍やジャンルも超えた多彩な活動を続けてきた。その他のビトル・ハミルへの参加作品「Campos Neutrais(2017)」「Foi No Mes Que Vem(2013)」。ビトル・ハミルはその他ボルヘス=ピアソラにも積極的にアプローチした作品がある。
最新作はフアン・ファルーとのデュオ作品「Juan Falu&Carlos Moscardini / Vivo En La Usina(2019年)」。
作曲面でも彼の作品は国際的に高く評価されており、内外のギタリストに数多くとりあげられ、米国やヨーロッパの課題曲としても広く採用されている。
2008年の作品「一つの夢」 Un sueñoはSADAIC(アルゼンチン著作権協会)のコンクールで第3位を受賞、2009年の「フロレンシオ・モリーナ・カンポス連作集」(モリーナ・カンポスはパンパ地方のガウチョの生活を描いたユニークな画風で知られる漫画家)は国立フアン・デ・ディオス記念アルゼンチン音楽オーケストラとの共演によって初演されており、2015年の作品「場末」(スブルビオ)はプレミオ・ナシオナル・デ・ムシカ(アルゼンチン音楽賞)で最優秀賞を受賞している。
現在ラプラタ市の「ヒラルド・ヒラルディ音楽院」、ブエノスアイレス市の「マヌエル・デ・ファリャ音楽院」で教鞭をとり、後進の指導にもあたっている。
海外での演奏活動も盛んに行っており、1999年にはタンゴのカルロス・ブオーノ楽団のメンバー/ギター・ソロイストとして2か月以上にわたる日本全国公演に参加、各地のステージでアストル・ピアソラ作品のギター・ソロ演奏を披露した。「Orquesta Carlos Buono(1999年Victor)」今回の来日はその時以来25年ぶりとなるもので、齢を重ね円熟味を増したそのギターには、タンゴやフォルクローレに代表されるアルゼンチンの音楽に蓄積されたギターの豊かな伝統を伝えるカルロス・モスカルディーニの作品と演奏を目の当たりに出来る今回の日本ツアーは非常に貴重な機会になることだろう。
(PaPiTa MuSiCa 西村秀人&谷本雅世)
Program
El corazón manda
Doña Carmen
Camino de las tropas
La queja
A los tilingos
Milonga de un entrevero
Payada de contrapunto
Despuntando el vicio
El gato
Al caer la tarde
El viejo estilo
El arreo
Nunca tuvo novio (A. Bardi)
Flores negras (F. De Caro)
La muerte del angel (A. Piazzolla)
La Juan Carreño (A. Yupanqui)
ほか
※プログラムは当日変更となる場合がございます。
参考資料
El corazon manda / Carlos Moscardini
Agua y penas / Carlos Moscardini
La queja / Carlos Moscardini
Flores negras / F. De Caro
Doña carmen / Carlos Moscardini
Manos(hummocklabel) / Carlos Moscardini
La muerte del angel / A. Piazzolla
共演
小林萌里 / Moeri Kobayashi
東京音楽大学卒業。在学中よりクラシック、タンゴを中心に各地で演奏活動を行う。
これまでにドイツ、スイス、アメリカ、アルゼンチンにて現地の演奏家達と共演。
2017年、2018年とStowe Tango Music Festival(米国)に参加。Cosquin en Japon 2023の日本代表審査会で1位となり、2024年アルゼンチンのコルドバ州コスキン市で開催のCosquin 2024 Festival Nacional de Folkloreの日本代表に選出され数万人の前で演奏。同じくブエノスアイレス州ラ・プラタ市で開催されたメガ盆踊りにおいても数万人の前で演奏。
コロナ禍2020年より地元茨城県の文化施設でのコンサートシリーズを立ち上げ現在も継続中。
近年では陶芸家との異色の共演や、琵琶とピアノのデュオで各地の民話・伝説・怪談を新しい形で発信、主宰する大編成タンゴオルケスタの公演などを行う。
大柴 拓 / Taku Oshiba
作曲家・ギタリスト・アニメーション作家。異色編成8重奏団アンサンブル・パラ・フローレス(作曲と演奏)主宰。自作楽曲とタンゴを中心に活動。他の音楽家のための作曲も多い。常に多数の主宰企画を抱え、特に演劇やアニメーションなどの異分野芸術と音楽によるあたらしい共演形態を追求している。
2022年、アジア最大規模の映像コンテストDigiCon6 ASIAで自作のアニメーションが丸の内賞を受賞。三菱地所協力により同作ショートムービーが東京 丸の内26ヶ所の施設やビルのモニターにて放映される。2023年、同作がパリ国際アニメーション映画祭の最優秀音楽部門に入選。
清水 悠 / Haruka Shimizu
アルゼンチンコスキン音楽祭日本代表審査会1位。
2019年、アルゼンチン最大規模の音楽フェスティバル「Festival Nacional de Folklore de Cosquín」に出演し、その様子はアルゼンチン全土に放送された。
同年、世界文化遺産 平泉 中尊寺で行われた奉納演奏「千界一音の夜 / 供養願文の詩的側面を沈黙と音楽で追想する一夜」に出演。2020年、タンゴギタリストのMirta Alvarezと日本ツアーを行い好評を博す。
Ricardo Moyano、Eduardo Baranzano、Javier Contreras、Mirta Alvarez、Facundo Rodriguez、Augusto Ayala、Fernando Silva、Beto Caletti、Irma Osno、笹久保伸、KaZZma、ほかトップクラスのミュージシャンとのコンサートやレコーディングに参加。
これまでに5作のアルバムをリリース。
森井 ヒデ / Hide Morii
英国トリニティ音楽大学ギター専攻卒業。
南米音楽に特化したギタリスト達に師事した事により南米音楽を主なレパートリーとする。
FTCL演奏家ディプロマを取得。
TCM室内楽コンペティションにて審査員特別賞。アルゼンチン・コスキン音楽祭日本代表審査会1位。
近年は世界最高峰のコンポーザーギタリスト、Javier Contreras(チリ)との共演や新作初演のほか、Mirta Alvarez(アルゼンチン)との共演、清水悠氏とのRio del bosque、山﨑拓郎氏とのCinematique Guitar Duoなど幅広い活動を行っている。
協力団体について
笠間市地域交流センターともべ
PaPiTa MuSiCa(パピータ・ムシカ)
ラテンアメリカ音楽を研究する西村秀人とアルゼンチン在住経験を生かし「旅の指さし会話帳40アルゼンチン」の著者で南米音楽・文化紹介をライフワークとする谷本雅世のユニットです。
タンゴ/コンテンポラリー・フォルクローレ/ジャズなど、アルゼンチン/ウルグアイ/ブラジルなど南米音楽にまつわる様々な執筆・講演活動を行っています。音楽解説・ライナーノーツ執筆・インタビュー・スペイン語通訳・歌詞大意訳 映画紹介・南米カルチャー・人と文化・観光スポットと旅や食などがテーマです。
これまでリリアナ・エレーロ・日本ツアー&講演会[ツアー全体のサポート]、パブロ・シーグレル名古屋公演&講演会[主催]、カルロス・アギーレ名古屋公演&講演会[全面サポート]、中島ノブユキ&北村聡ドゥオ名古屋公演[主催]、松田美緒+ドス・オリエンタレス(ウーゴ・ファトルーソ&ヤヒロトモヒロ)名古屋公演[主催]、アグスティン・ペレイラ・ルセーナ日本ツアー2010[企画・招聘・主催]などを手掛けてきました。
2024年1月より、狛江FM(通称コマラジ)で毎週日曜日12:00~12:55の番組「PaPiTa MuSiCaの南米音楽旅行」を担当、タンゴ、フォルクローレ、ウルグアイ音楽など幅広く南米音楽を紹介しています。
Echizen Guitars
Sergei de Jonge氏に師事した後、
山梨県北杜市に工房を構え、ナイロン弦ギターとスティール弦ギターを製作している。
Carlos Moscardini Japan Tour 2024
招聘:オフィスグリーン 後援:アルゼンチン共和国大使館
Comments