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執筆者の写真Sayaka Shimizu

「アレイムビラ」のご紹介2 購入について、楽器を買うまでの経緯

更新日:2022年9月23日



こちらの記事では前回の記事とは違う視点で、私(清水沙也果)が約10年前にアレイムビラを知ったきっかけや、楽器を購入した方法について書いてみようと思います。


先に簡単に説明するならアレイムビラとの出会いは制作者パトリックの演奏動画を見つけたことです。そこにたどり着くまでと購入の経緯など、私の個人的な話も含まれますがご興味がありましたらお読みください。


オルゴールみたいな音で演奏したい。


ピアノの音は打鍵した後に自然の法則に従って減衰していきます。これはクラシックギター、ハープやムビラも同じで、私はそういう音にとても惹かれます。

アレイムビラを知った頃、私は音大のピアノ専攻でクラシックピアノを弾いていました。だけど、オルゴールのような繊細で減衰していく音が好きで、オルゴールの音で演奏することができる楽器がないかと探したり、トイピアノを分解して楽器を作ろうとしたりしていました。


特に当時はアンティークオルゴールの音に凝っていて、古いオルゴールの音をYouTubeで色々と聴いていた時にアフリカのカリンバの動画に出会い、更にそのおすすめ動画にアレイムビラが偶然表示されて楽器の存在を知りました。



そしてArray Instruments のHPにたどり着きました。ただ、当時まだ学生だった私は高額な値段やアメリカから直輸入しなければいけないというハードルを越えられず、2年ほど迷い続けました。



購入までの経緯

ずっと購入を迷って友人や家族に相談して、ある日突然決意しました。「ここまで迷うのならば買わないと後悔する。」アレイムビラの販売サイトに飛び、書いてあったメールアドレスに楽器を日本に送ることは出来るか、費用はどれくらいかなどの質問と、アレイムビラの音が大好きだという旨をメールを書いて送りました。


するとパトリック本人からすぐに返信がありました。日本に送ることができる、興味を持ってくれてありがとう、私も日本が好きなんだ、と何度かメールをやり取りしながら購入を完了できました。



アレイムビラの購入方法

私がアレイムビラを購入したのは2014年9月なので、現在の状況は異なると思われます。

(現在サイトに飛ぶと、受注生産という趣旨のことが書いてあります。)


当時はサイトに完成品の在庫が数台あり、楽器を選びPayPalでの支払い。日本への輸送の件は、制作者のパトリック本人にメールで住所や連絡先を伝えて送ってもらうことができました。当時のメールによると、かかった費用はこのような感じでした。


輸入にかかった費用

楽器 $2800

ケース $575

送料 $360

Total $3735


日本円でおよそ40万円ほどでしょうか。

(この他に税関に幾らか支払ったと思いますが、記録が残っていませんでした。)



楽器の選定について

楽器は音が一台一台異なるため、試奏をしないと音色が分かりません。でもアメリカに行くことはできなかったので、使用している木材について調べたり、楽器に使われる木材の研究をしている友人に相談しました。


私の楽器については制作者のパトリックが現時点でこれまでのTOP3に入る素晴らしい楽器だから安心してください。と言ってくれたのが決め手になりました。


未知の可能性を秘めた楽器

アレイムビラはとても魅力的な音を持つ素晴らしい楽器だと思います。音階が弾きにくいので一般的に知られるようなメロディを持つ曲が弾きにくい、演奏者が少ないので演奏方法を習うことができないなどの課題もありますが、たくさんの練習やアイデア次第で克服できるかもしれません。どちらかというとソロでは楽器の特性を生かしたオリジナル音楽を演奏する、というアプローチが一番楽器の特徴を生かせるのではと個人的には思います。


たくさんの人を魅了する不思議な音色、未知の可能性を持っている新しい楽器だと思います。



※この話は最新の情報ではないので、現在の購入方法などの状況は分かりかねます。詳しくはこちらのサイトを見てください。



 

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