今回はこちらのコンサートの公演レポとなります。
-アルゼンチン・チリのギター音楽を巡る-図書喫茶カンタカ公演
7/16(土)所沢、東村山にある図書喫茶カンタカにてコンサートが行われました。前回5/21のピアノデュオコンサート「風薫る日の音楽会」から約2か月ぶりの教室主催コンサートとなります。
今回はギター科の清水悠先生とギタリストの森井英朗さんのギターデュオで、アルゼンチンとチリの音楽をお届けしました。お2人はアルゼンチン音楽のスペシャリストで、アルゼンチン最大規模の音楽フェスティバルに出演したこともある実力派です。
第1部では彼らの友人でチリのパタゴニア出身のギタリスト・作曲家のハビエル・コントレラス氏の作品や、彼の妹のカリーナ・コントレラス氏、そして同じパタゴニア出身のウーゴ・ムニョス氏の作品が演奏されました。世界の果てのプンタアレナスという町の音楽です。
南米音楽と聴くと、赤道下の暑くて情熱的な音楽を想像してしまいがちですが、パタゴニアは南極に近い地域です。2人のデュオがこの日の湿気と暑さを吹き飛ばして、地球の裏側にあるパタゴニアの地の透き通った空気や自然の爽やかな風を感じさせてくれました。
そんなパタゴニアの音楽から着想を得て作曲された、森井氏と清水氏のオリジナル作品はそれぞれ対照的。穏やかなやさしさに包まれる森井氏のTonada Patagonica(仮)は思わず口ずさみたくなるような爽快なメロディ。清水氏のContracueca(仮)は複雑なリズムと旋律が絡み合うクールな音楽。この第1部で演奏された作品は、彼らが現在制作中のニューアルバムに収録予定なのだそうで完成が待たれます。
第2部はアルゼンチンのフォルクローレのレパートリー。第1部の今を駆け抜ける作曲家たちのレパートリーとは雰囲気を変え、色あせない王道レパートリーを彼らのアレンジで聴かせてくれました。
そして、今回ゲストとなったアレイムビラの清水沙也果先生とのデュオやトリオのレパートリーも披露され、珍しい楽器の見た目や不思議な音色で会場が包み込まれました。休憩時間には、楽器についてたくさんの質問が飛びました。
アンコールでは会場となった所沢の茶摘み歌が2人のアレンジで披露されました。アルゼンチンを始めとした南米では、伝統的な音楽が現代でも日常的に親しまれ演奏されているので、日本でももっと同じ流れがあって良いのではないか、ということでした。カンタカのオーナーさんの資料からアレンジした茶摘み歌は、メロディの懐かしさと彼らの感性が融合した他にない面白い試みでした。
南米の新進気鋭の作曲家たちの作品、アルゼンチンのフォルクローレ作品、そして日本では滅多にコンサートで聴けないアレイムビラ。これが1つのコンサートで聴けるという興味深いコンサートになったのではないかと思います。
MCでは笑いもありカフェコンサートにぴったりの終始和やかな雰囲気で、楽しみながら演奏を聴くことができました。休憩ではお店こだわりのコーヒーなどを飲みながら楽しんでいただきました。
「前回も来ました!」と嬉しい声をかけてくださったお客さまもいらっしゃり、今後も楽しんでいただけるコンサートをこちらのカフェカンタカさんで開催していきたいと思いを新たにしています。
ご来場いただきました皆さま、カンタカの皆さま、そして森井さん、清水悠先生、沙也果先生、ありがとうございました!
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