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ワイマール ブーヘンヴァルト強制収容所

更新日:2022年4月2日

今回はワイマールに滞在中に訪れたかったブーヘンヴァルト強制収容所をご紹介します。

8月になると原爆の日や終戦の日がよく取り上げられるので、戦争について学びたいと思うのは皆さんもあることだと思います。でも私は今まで長崎の原爆資料館に行ったことがあるくらいでした。

滞在していたワイマールは「ワイマール憲法」でもその名が有名なので日本でもよく知られていると思います。民主主義の象徴となったこの憲法を法の下で悪用したヒトラーの独裁主義下でこの施設は作られました。

町からは少し離れた場所にあるため、5万5000人以上の人が亡くなったという事実や、収容された人への非人道的な扱いはアメリカ軍がこの収容所を開放する日までワイマールの市民に知られることはなかったそうです。

ワイマールの暗い歴史へ

ワイマールの中心部から北西にバスで向かい、小高い丘を登って木々の生い茂った林のような道を抜けていくと見晴らしのいい高台に着きます。

ここは1937年から1945年までヒトラーの命で囚人、ユダヤ人を収容した強制収容所跡です。

インフォメーションの脇の建物に歴史を説明する2、30分はあるかというムービーが見られる映画館があったり、当時の様子や資料、施設に遺っているものが展示されている博物館が主な見学場所となりますが、全て見学に入場料はかかりません。

他にも歩いて見るのがかなり大変なほど広大な敷地に建物が点在しています。

収容所跡本体の中へ

収容された人々の居住区のあった塀の中に入っていきます。

バラックの建物自体は取り壊され、建物の土台部分だけがガランとした広大な敷地に取り残されていました。当時想定以上の何十万人という人々がここで生活し、敷地は環境が悪くパンク状態だったようです。

この右手には当時のままの施設があります。

この建物が解剖室、焼却炉、処刑場、死体置き場。ここは建物がそのまま遺っています。

気持ちも身体もすごく重たくなる空気が漂ってきて、長くはいられませんでした。来ていた他の人たちも説明を読んで首を横に振りうなだれている方ばかり。とても静かです。

この先はなるべく写真を選びながら行きますが、見るかどうかご自分でご判断ください。


解剖室、死体置き場、処刑場の中へ

まず、死体の解剖室です。

入るとこのようなタイル張りの台が設置されていて、このための用途に作られたのがすぐに判ります。この収容所でも軍医による人体実験が行われていたそうです。奥のケースには解剖道具も展示されています。

そして、隣には死体の焼却炉があります。

ここは全部で6台の焼却炉があり、中が黒く焦げた生々しいままにその姿が保存されています。右下にあるように花がたくさん供えてありました。

このような焼却炉が有るにもかかわらずバラックの方にも死体が山積みになっていた写真があり、遺体の扱いもぞんざいであったような気がします。

この地下がちょうど死体置き場になっていて、下からエレベーターのようなもので運べるようになっているようでした。「効率よく」焼却できるような造りです。

隣にも建物があり、そこは見た目には何もない部屋でしたが処刑場になっており、銃殺がされていたようです。この辺りは、本当に薄暗くて重たい空気の部屋なので写真は割愛します。。


博物館の中へ

塀の中に少し大きめの建物があり、ここが博物館になっています。

中はかなり新しくてきれいな展示室になっていました。映写機を使った説明がされていたり、かなり分かりやすいです。2,3階部分に囚人たちの服や拷問器具、収容所の文書やヒトラー政権の展示などがあります。

「いいや、あなたたちは知っていた」

という有名な言葉があります。

この収容所が解放されたときの惨状をワイマール市民に伝えるため、アメリカ軍はこの施設の解放直後に市民をここへ連れてきて見せたのだそうです。積み上げられた死体や、やせ細った人々を見た市民は目を背けるか、うなだれるか、気を失うかだったそうです。「知らなかったんだ」という市民に対して投げかけた言葉です。


私も当時の写真を見るととても現実とは思えません。こんなことがあっては絶対にならないし、繰り返されてはならないという意味が本当によくわかりました。

これまでの旅行では歴史を見るというのはお城や邸宅のような華やかな部分ばかりだったのですが、絶対に見ておくべきものだと思いました。気持ちはとても重たくなるのですが、政治的な意味にも、今生きていること自体にも目が向くようになる気がします。

是非訪れてみてください。


 

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