今日は今年生誕100周年を迎えたピアソラのオペラ、ブエノスアイレスのマリアを鑑賞して来ました。
ブエノスアイレスの街でマリアが生まれて死に、そしてまた生まれ変わるまでを描いています。仄暗く、妖艶な雰囲気のブエノスアイレスを舞台に、フェレールの現代詩とピアソラの音楽、そしてアルゼンチンタンゴの踊りと共に物語が進行していきます。
非常にアルゼンチン色が強く、異国的で初演の頃の街の雰囲気や社会情勢、アートの傾向を感じるような個性的で興味深いオペラでした。
オペラと言っても曲が連続して演奏される形で、歌手の台詞の場面はほとんどなく、詩の朗読と歌と共に場面が移り変わりながら進んでいきました。
タンゴ歌手の小島ちり子さん、KaZZmaさん、奏者の皆さん、ダンサーの皆さん、素晴らしかったです。西村秀人先生の翻訳も分かりやすく素晴らしい。朗読も素敵でした。
このオペラを作るのには相当の努力、非常に大変な過程があったと思います。とても貴重な公演をありがとうございました!
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