オンラインレッスンのメリット(ピアノ編)
更新日:4 日前
コロナ禍でオンラインレッスンの頻度が、以前より明らかに増えました。当教室は現在、他県や遠方の生徒さんが半数以上になっていて、オンラインの生徒さんも多くいらっしゃいます。
今回は、ピアノ、ソルフェージュのオンラインレッスンについて書きます。
オンラインレッスンと対面レッスンの違い
オンラインレッスンは、対面でのレッスンと違い、五感からの情報がとても限られます。
大切な音を聴くにも、マイクとスピーカーを通す必要があり、タイムラグもあります。視覚の面でも、カメラアングルが限られているため、注意を向ける場所が固定されてしまいます。
鍵盤の感触や曲の空気感を共有するのは難しく、便利な時代とはいえ、すべてをオンラインで済ませるのはまだ先の話だと実感します。
オンラインレッスンのメリット
「自宅でレッスンを受けられる」といった点は当たり前なので省略し、音楽的な面で対面レッスンに勝る点を挙げてみます。
1 内容を頭で整理して、言語として理解できる
オンラインレッスンでは、感覚というより言語による理解が非常に大切になります。生徒さんにも言語化してもらうことで、作品についてより深く考え、いま何のための練習をしたらよいのかを、改めて考える機会にもなります。
2 大切な動きだけに集中して見ることができる
カメラでアップにして指の動きを映すことで視覚が限定され、細部を見ることができます。普段見慣れている角度以外の視点から見ることで、新たな発見につながります。
3 しっかり大げさに表現するようになる
これは先生の指導法にもよりますが、画面越しに見ている私に伝わるように弾いてほしい、とお子さまたちにはお願いしていました。強弱や身体の使い方を少し大げさにしてから落ち着かせる練習は、プロの演奏家も行う練習方法の一つです。
4 積極的に楽譜を見るようになる
説明を聞いて、楽譜に先生が書き込む形のレッスンでは、どうしても受け身になりがちです。オンラインでは、生徒さん自身に書き込んでもらう形になります。
楽譜のどの音をどのように弾くのか、どんな記号が書かれているのか。普段は強く意識していなかったところを、コミュニケーションを通して改めて意識するきっかけになります。
5 コミュニケーション、ディスカッションが増える
対面のレッスンでも大切にしていることですが、オンラインで不自由な部分をコミュニケーションで補い、お互いの理解を確認します。「わかりますか?→はい」だけでなく、「どう思いますか?→こう思います」「こういうことですか?→それは…」というやりとりがあるだけで、理解や納得の度合いが変わってきます。
6 保護者の方、ご家族にレッスンを見てもらえる
お子さまが一人でレッスン室に入る年齢になると、レッスンの内容は見えにくくなります。自宅がレッスン室になるオンラインでは、普段のレッスンの様子が見えて、お子さまとの会話が増えたり、成長を見ていただくきっかけになるかもしれません。
自分に合ったレッスン方法を
オンラインレッスンのメリットは、コミュニケーション、言語化、積極的な自学など、ほかにもあるかもしれません。コロナ禍や遠方などの制約があるときは、オンラインのレッスンも積極的に受講するのがよいと思います。自分に合ったレッスン方法を、先生と相談しながら見つけてみてください。


